東京大学血管外科

留学体験レポート 山本晃太

Q1留学先と留学期間を教えてください。

留学先:アメリカ・エール大学・血管外科Dardik研究室
期間:2012年から2年8ヶ月

Q2留学するにいたった経緯を教えてください。

留学のきっかけとなる出会いがあったのは出発より6年前の2006年です。Yale大学血管外科のDr. Alan Dardikが講演のために訪日した際に東大病院の見学に来られた際に私が当院の手術室・ICUおよび病棟を案内しました。その後の講演会と懇親会にて血管外科の話のみならず日本の観光地などについて夜遅くまで話しあいました。ただ正直なところそれが今後の留学につながるとは思っておりませんでしたが、数ヶ月後のJournal of the American College of Surgeonsに掲載された日本の滞在記において私自身の紹介もしていただき、その上将来一緒に働くかもしれないといった文が掲載されていました。今思い返すとそこから留学に対する気持ちが少しずつわいてきた気がします。それから2年後の日本における学会で再会をし、これを機に留学の話が現実味をおびました。

Q3留学先でどんな仕事をしていましたか。

研究室にて

  • ラボ全体のためのマウスのモデル作り
  • 自分の研究(動静脈瘻の長期開存を目指した分子生物学的研究)
  • ラボ全体の物品・資金管理

プライベート

  • 子供達の学校の宿題の手伝い
  • 日本の勉強の手伝い
  • リトルリーグのコーチ

Q4楽しかったことを教えてください。

  • 家族で海外生活を経験できたこと(子供達が大きいからこそできた経験多数あります)
  • 子供達が英語に苦手意識を持たなくなったこと
  • 異文化から来ても仕事でも遊びでもともに現地の人たちに受け入れてもらえたこと
  • 各国の長所・短所がはっきりとわかったこと

Q5つらかったことを教えてください。

  • 家内は英語がしゃべれないのに連れて行ってしまったこと
  • 子供が大きくなってから(7,11,13歳)行ったので馴れるまでの期間が長かったこと

(つらかったことと楽しかったことは家族のことが多いです。ただ当時つらかったことも今は楽しかったこともしくは留学してよかったと思えることになっています)

Q6これから留学を考えている先生へ一言。

準備期間が長く計画をたてた方がより良い経験ができると思います。時間とお金を無駄にしないためにも「なぜ留学したいのか」からしっかり考えて計画をたてて下さい。

Q7Photos of Memories

子供が大きいとこのような経験もできます

Photos of Memories