東京大学血管外科

科長コラム

大動脈ステントグラフト治療との出会い

2010年の鉄門だよりに寄稿したものです。2007年に本邦で保険償還されたステントグラフトですが、東大では2009年に私が戻ってきて開始することとなりました。当初は院内でステントグラフトとは何か、ということをコメディカルの方々にお話したり、導入のための手続きなどに奔走したのを覚えています。孤立無援の状態から徐々に理解者と協力者が増えていき、現在に至っております。鉄門だよりのページは、同期の藤城君(現東大消化器内科教授)と並んで掲載されていてお互い喜んだものです。

人間万事塞翁が馬

鉄門だよりに「医人伝」というコーナーがありますが、2021年に依頼がありインタビュー形式でご対応したものです。コロナ禍であり質問に文章で書いてご対応したものなのでコラムのような形となっております。私個人の経歴や考え方、現在に至る医者としての道筋などが示されておりますが、だいぶ調子に乗っていてお恥ずかしい限りです。

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血管外科はどこへ向かうのか

2022年の脈管学会のNewsletterへの寄稿文です。血管外科は心臓外科の一部門ではなく、消化器外科を主な出自として脳と心臓以外のすべての脈管を扱うリーサルサージャンである、という主張です。マイナーな科であり続けてきましたが、昨今の血管内治療の発展もあり注目を浴びるようになってきたこの機会に、いままでの鬱屈を晴らすような文体になっています(笑)。

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血管外科のレゾンデートルを問うのは今か

第一外科(大腸肛門外科と当科)の130周年記念誌への寄稿文です。第一外科は日本で最も歴史のある外科医局ですが、その中で現在血管外科がどのような立ち位置にいるのか、またその存在意義は、というお話です。ちょっと内内の文章となっておりますが、雰囲気は伝わるかなと思います。

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