新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
[診療]
現在COVID-19のパンデミック下で、多くの解決すべき問題があります。当科は年初より、学術総会の辞退や各種研究会・委員会への不参加を表明し、COVID-19への警鐘を科内および若手外科医で共有してきました。今後は1年以上収束をみないでしょう。楽観はしませんが、恐怖を煽るつもりもありません。多くの情報(エビデンス)をもとに、きちんと対応していくことが当科のすべき務めだと思っています。
奇しくもウェブ会議は1年前から行っており、今回の環境下でスムーズに拡張することができています。最初の頃より私たちはMicrosoft Teamsを使っています。多くの施設でその使い勝手の良さからZoomが使われていますが、セキュリティーの脆弱性を理由に前者を選びました。(セキュリティーに関しては、いくつかのエビデンスをご提示することはできますが、ここでは敢えて開示しません。ウェブ上で検索すれば容易に見つけることができます) 今までなんとなく行ってきたカンファレンス、会議も、このCOVID-19をきっかけに、その形は大きく変わることになるでしょう。より効率化して患者さんに貢献することができれば幸いです。
手術に関しては、私たちにできることを一つ一つ行っていくだけです。当科血管外科では、不要不急の手術はほとんどありません。敢えて言えば(1)下肢静脈瘤(2)重症でない下肢虚血(跛行)に関しては、可能な限り延期の方針としたいと考えております。ご理解賜れば幸いです。
血管外科チーフ 保科克行